便秘解消に使われる漢方薬

どうしても、自分の力で出せないようなひどい便秘症になってしまった場合、
便秘薬や浣腸などの薬品の力に頼って、無理やり便秘解消している方も多いのではないでしょうか。

便秘状態が長期間続くと、お腹の痛みやハリに悩まされ、日常生活や仕事に支障をきたす恐れもあり、
手軽に早く便秘解消できる便秘薬があると非常に便利です。

しかし、便秘薬を使った便秘解消法は、効き目が早く気軽に利用できる半面、
激しい腹痛や下痢などの副作用を伴う場合があり、
ある程度、薬剤を使う時と場所が制限されるというデメリットがあります。

そのような理由で便秘薬に抵抗がある方には、漢方薬を利用した便秘解消法がおすすめです。

■漢方薬の効果

薬剤を使った便秘解消法よりも効き目がゆるやかであるため、
ひどい腹痛や下痢などの副作用が起こりにくく、自然な排便を促してくれる効果が期待できます。

■漢方薬の種類とタイプ

便秘解消に使われる漢方薬には4種類有名なものがあります。
また、れぞれに効果のある便秘症タイプが異なっています。

A.三黄散(さんおうさん)

身体が常に熱っぽく、尿の色が濃いタイプの方

B.桂枝加芍薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)

普段から胃腸が弱く、腸の動きが鈍い方

C.潤腸湯(じゅんちょうとう)

普段から顔色が悪く、めまいを起こしやすい方

D.大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)

どの症状にもあてはまらない便秘症全般

上記情報を参考に、便秘の原因となる症状や身体の状態、
どうして便秘症になったのかなどの原因と照らし合わせてから、
自分に適した種類の漢方薬を選ぶと良いでしょう。