便秘には癌性の腸狭さくによるものや腸ねん転、癒着など外科的処置が必要なものがありますが、
ここではそれ以外の便秘について書いています。
緊張性便秘と弛緩性便秘とは?
便秘は大きく分けて緊張性便秘と弛緩性便秘に分けられます。
・緊張性便秘
緊張性は、腹鳴・腹部膨満が強く、症状がはっきりしています。
弛緩性便秘は便秘のみの症状で長期に排便を忘れ普通に生活しふと便秘に気づく程度のもあります。
緊張性はストレス・不安・冷え・過労などで起因されることがあり、腸を温めるなどで緊張を取ることで改善する場合もあります。
食事も刺激性のものや冷やすもの、睡眠不足が引き金になることもあります。
・弛緩性便秘
弛緩性は腸の運動が少ないため腸のぜん動運動のために刺激が必要で排便反射を利用することが改善につながります。
便秘の改善指針
緊張性、弛緩性の便秘それぞれで改善指針が異なります。タイプに合わせて、最適な方法を選択しましょう。
緊張性便秘の改善指針
1. 精神的安定性・ストレスからの解放
2. 食事療法
3. 温按法(入浴 マッサージなど)
4. 薬物療法:安定剤、浸潤性、膨張性、鎮痙性、消化酵素、、、
弛緩性便秘の改善指針
1. 運動
2. 食事療法
3. 温按法
4. 薬物療法:塩類下剤、刺激性下剤、膨張性、消化酵素、整腸剤、、、
便秘用の漢方通源は、緊張を取る芍薬と甘草と、刺激性で腸を動かす大黄とセンナいう絶妙の組み合わせなのでどのタイプの便秘にも優れた効果を現わします。